私が大学卒業を目前に控えた冬のことでした。
地元で就職が決まっていた私と友人は、大学のあった京都での暮らしを惜しむように、卒業間際になって寺回りなど京都でしか体験できないことを満喫していました。
そして最後に思いついたのが「京都の一流ホテルで食事する」でした。
ただし、ランチ・ディナーだと相当お値段が張ってしまうので、朝食バイキングに狙いを定め、前日夜からお腹をすかせて市内の某高級ホテルへいざ出陣。
このホテルは芸能人もよく利用する立派なホテルで、汚い服装の私たちは完全に浮いてしまっていたと思います。
それまで味わったことのなかった料理をつぎつぎと平らげ、朝からバカ食いしてしまった私のお腹は張り裂けんばかりにふくらみ、朝ということもあり激しい便意を催しました。
トイレで用を終え、ふと気づくと見たことのないボタン類があることに気づきました。
それはウォシュレットのボタンだったのですが、中学校まで洋式トイレも使ったことのない育ちの私は、はじめて目にするそのシステムに興味津々。スボンをはいてボタンを押してみることにしました。
すると当然のことながら棒が伸びてきて大量の水が噴き出してきました。
その勢いは凄まじく、天井に届かんばかりの勢いで見る見るうちに床が水浸しになっていきます。
止め方もわからず、恐ろしくなった私は現場を逃げるように立ち去り、そのまま素知らぬ顔でシメのコーヒーをすすったのでした。
あの後どうなったかは私にはわかりません。
ホテルのスタッフさん、ごめんなさい。